生まれてきた赤ん坊は赤血球が多く、体熱が高いために赤い。
だんだん年をとってくると白髪が増え、白内障を患い、皮膚に白斑が
できたりといった具合に「白」が目立つようになり
やがて死を迎える。
「白」冷える色 地球上の物体は冷やすとすべて硬くなる。
水を冷やすと氷になるし、寒いところでは手がかじかむ、
飲み物を冷蔵庫にいれるとコチコチになるように
モノは冷えると硬くなる。
赤ちゃんは体温が高いので肌も体も柔らかいが、年をとって
くると肌はガサガサと硬くなるし、
立ち居振る舞いもぎこちなく、体全体が硬くなってくる
これは体温が下がってくるからである。
皮膚や筋肉や骨が硬いのに、内臓だけが柔らかいということは
ありえず、動作が硬くなってくると内臓もだんだん硬くなり
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など硬い病気が増えてくる。
ガンも例外ではない「ガンは硬い病気」
確かに乳ガン、皮膚ガンをはじめ外からでも触診できる
リンパ節のガンなどは石のように硬い。
ということは、ガンもある面「冷え」を原因とする病気という
ことになろうか
頭のてっぺんから足の爪先までガンは発生し得るが
なぜか、心臓と脾臓にガンができたなんてまず聞かない。
心臓はやすみなしで動き続け、発熱量が多いところだから、心臓の重量は
体重の約0.5%程度しかないが、体全体の体熱の約11%も熱を作って
いるのである。
また脾臓は左上腹部の胃底の左後方にある約100gの臓器でリンパ球
や単球(マクロファージ)など白血球の生産を行っているが
なんといっても特徴的なのが、赤血球の貯蔵をしているという点
である。
赤ちゃんのごとく赤い臓器で温度が高い。つまり、心臓と脾臓は体の
なかでも体温が高いところなので、「冷え」の病気であるガンには
ならないのだ。
逆にガンになりやすい臓器は、胃や大腸、食道、子宮 卵巣 肺といった
菅腔臓器であり、これは細胞が周囲にしかなく中空になっているので、
臓器全体としては温度が低く、その上外界と通じているので、
さらに温度が下がりやすい。
外気温のほうが常に低いからだ。
乳房にもガンができやすい、乳房は体から突き出ているので体温が低い
特に乳房が大きい人ほどガンにかかりやすいことが
わかっている。
大きくても小さくても乳房に栄養や酸素を送っている動脈の数は同じ
つまり、血液の供給量が同じなのだから、
大きい乳房ほど冷えるということになる。
なぜ日本ではガンによる死亡者が多いのか?
答えは日本人の体温が年々低下しているからである。
ガンが熱に弱いことは疫学調査でさまざまなエピソードが立証してます。